Xのおすすめ動画が気持ち悪い!その正体と快適に使うコツとは?

ある日、通勤電車で何気なくX(旧Twitter)を開いたとき、いきなり目に飛び込んできた動画や投稿に「なにこれ……」と驚いた経験はありませんか?

普段、自分が見ないジャンルや関心のない話題が、まるで押しつけのようにタイムラインに並んでいたら、誰でも戸惑うはずです。

とくに最近は、Xで「おすすめ」という形で表示される投稿に対して、違和感や不快感、さらには「気持ち悪い」とすら感じる人が増えています。
それは一体なぜなのか。そして、それを少しでも和らげる方法はあるのか――。

この記事では、その“気持ち悪さ”の原因を、アルゴリズムの仕組みやユーザーの声からひも解き、実際に役立つ対処法まで丁寧に解説していきます。
あなたのSNS体験を少しでも快適にするヒントになれば幸いです。

なぜXのおすすめが気持ち悪く感じられるのか?

Xで表示される「おすすめ投稿」は、そもそもユーザーが求めていない情報であることが多く、それが原因で「気持ち悪い」と感じるきっかけになります。
フォローしていないアカウントから届く動画や投稿が、突然タイムラインに出てくると、「自分のSNSなのに、自分の意思が通じていない」と違和感を覚えますよね。

多くのユーザーが戸惑うのは、特に動画コンテンツです。
サムネイルのインパクトが強く、過激な映像やセンシティブな内容が目に入った瞬間、気分が悪くなることすらあります。

また、Xの「おすすめ」には、設定を変更しても勝手に切り替わることがあり、気づかないうちに「フォロー中」から「おすすめ」タブに戻ってしまうケースも多くあります。
そのたびに、不快な動画が目に飛び込んでくるのです。

自分が求めていない情報に繰り返しさらされることで、精神的なストレスが蓄積し、「なんだかこのSNS、最近気持ち悪いな……」と感じてしまうのも無理はありません。

そもそも、なぜおすすめ投稿が出てくるの?

Xでは、ユーザーの行動に基づいて「この人はこういう投稿が好きだろう」とAIが予測して表示しています。
これが「レコメンドアルゴリズム」と呼ばれる仕組みです。

このアルゴリズムは、あなたの「いいね」「リツイート」「検索履歴」「プロフィールの閲覧」などの行動履歴をもとに、「おすすめ」として動画や投稿を選びます。
一度でも何かに反応すれば、それに似たものが続々と表示されるのです。

以下のような行動が表示内容に影響します:

ユーザーの行動 反映される内容
過去のいいね 類似ジャンルの投稿が表示されやすくなる
検索履歴 関連トピックがレコメンドされる
フォローアカウント フォロワーの関心に近い内容が出てくる
長時間見た投稿ジャンル そのカテゴリの動画が増える

つまり、偶然見たグロ系動画や性的コンテンツに一瞬でも視線を止めたことで、システムが「好み」と判断してしまい、そのジャンルが増えていくのです。
これが「気持ち悪い」と感じる投稿がなぜ増えていくのかの理由です。

ユーザーの声:「Xのおすすめが気持ち悪い」と感じる瞬間

実際にXで「おすすめ 気持ち悪い」と検索すると、多くの人が違和感を抱えていることがわかります。
以下のような投稿が目立ちます:

  • 「興味ないのに、性的な動画ばかり出てくるの、どうにかしてほしい」

  • 「朝の通勤中にグロ動画が流れてきて、一日中気分が悪かった」

  • 「自分が選んだわけじゃないのに、なぜ勝手に表示されるの?」

こうした投稿には「わかる」「私もイヤだった」といった共感の声が多数ついており、同じような気持ちを持つユーザーが多いことが見て取れます。

特に表示されやすい「不快なジャンル」は以下の通りです:

ジャンル 内容の特徴
グロ系 衝撃映像、事故、暴力、血などの刺激的コンテンツ
セクシャル系 過度な肌の露出、性的な演出、露骨な表現など
感情煽動型 「見なきゃ損する」「知らなきゃやばい」などの強い煽り表現

これらの動画は「選んでいないのに目に入ってくる」ため、拒否感がより強くなる傾向があります。

「おすすめ」を完全に消すことはできるの?

結論から言うと、現時点では「おすすめ動画」を完全に非表示にする方法は存在しません。
アカウントをブロックしても、別の投稿者が現れますし、キーワードのミュートも画像には効きません。

また、言語設定やVPNの利用なども、表示内容にはほとんど影響しません。
Xはユーザーの行動履歴と画像情報に基づいておすすめを表示しているため、そうした設定変更では避けられないのです。

対策方法 効果
投稿者をブロック 一時的に有効だが、別投稿がすぐ現れる
ミュートワード 文字ベースの投稿には有効だが、画像には効かない
言語設定の変更 効果なし
VPNの使用 ログインアカウント情報が優先されるため無効

今すぐ試せるおすすめ対策10選

それでも表示内容をコントロールする方法はあります。
「完全に消す」は無理でも、「表示されにくくする」ことは可能です。

対策方法 内容
投稿主を即ブロック 見たくない動画の元をすぐに遮断
ミュートワードの設定 グロ・性的表現などを文字でシャットアウト
タイムラインを「フォロー中」に限定 おすすめを避けて自分の世界に集中
ポジティブ投稿にいいねを押す アルゴリズムの学習を好みに寄せる
検索・履歴を健康的に見直す 閲覧傾向を自分で調整
報告機能の活用 不快投稿をX運営に知らせる
X Proの活用 自分だけの快適タイムラインを作れる
拡張機能で不要要素を非表示 見たくない部分を物理的に隠せる
検索履歴・キャッシュ削除 過去の傾向をリセット
センシティブ設定の強化 不快な画像の表示を制限する

実践検証:実際に効果があったのは?

7日間試して効果を感じたのは以下の3つです:

  1. 検索や「いいね」を変えることで表示内容が変化

  2. 不快な動画を投稿したアカウントを即ブロック

  3. 閲覧だけのときはログアウトで使う

このように、日々の使い方を意識するだけでも、タイムラインの快適さは明らかに変わってきます。
特にポジティブなワードを使って検索したり、安心できるジャンルの投稿に「いいね」することで、表示内容がガラッと変わるのを実感できました。

無理をしないために:SNSとの付き合いを見直す

「もうダメだ」と感じるほどにストレスが溜まっているなら、一時的にXを離れることも選択肢のひとつです。
SNSは便利な半面、心を削る存在にもなりえます。

アプリをアンインストールしたり、別のSNSを併用して役割を分けることで、心の余白が生まれます。
インスタで癒しを得たり、BlueskyやThreadsで穏やかな空気に触れたりするだけでも、気持ちはずいぶん変わりますよ。

誤情報に惑わされないようにしよう

「おすすめ投稿を消せる」という情報の中には、信ぴょう性の低いものもあります。

誤情報例 実際の効果
言語設定を変えるとおすすめが消える 完全な誤情報
プレミアム加入で表示を制限可能 関係なし
外部ツールで完全非表示 セキュリティ的に危険

安全で確実な方法だけを選び、信頼性の低いツールには手を出さないことが大切です。

これから期待できる改善とは?

世界では、Xの表示内容に関してすでに規制の動きがあります。
特にEUで施行されたデジタルサービス法(DSA)では、プラットフォームに表示の透明性と制限機能の導入が求められています。

今後、日本のXにも同様の流れがくる可能性があります。
日々の報告やユーザーのフィードバックが、仕様改善の後押しになるかもしれません。

まとめ:気持ち悪さを感じたら、自分で環境を整える勇気を

Xを使っていて「気持ち悪い」と感じたら、それは正常な反応です。
無理に我慢する必要はありませんし、むしろその感覚を大事にしてほしいと思います。

アルゴリズムはあなたの行動に反応します。
小さな工夫を続けていけば、タイムラインの環境は少しずつ整っていきます。

SNSは本来、自分の好きな情報や人とつながるための道具です。
だからこそ、自分の手で快適な空間にしていく意識を持つことが大切です。