ワイヤレスイヤホンは、ケーブルがなくても音楽や動画が楽しめる、とても便利な道具です。
でも、使っているうちに「片方だけ充電されていない!」という困った経験をした人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、どうしたらいいのか迷ってしまいますよね。
このページでは、片方のイヤホンだけ充電できない原因と、その直し方について、くわしくていねいに説明していきます。
おうちでかんたんにできるチェック方法や、おそうじのコツなども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
イヤホンが正しくケースに入っていないと、ちゃんと充電されないことがあります
まず、片耳だけ充電されないときに最初にチェックしてほしいのが、「イヤホンが正しい場所に入っているかどうか」です。
充電ケースの中に、イヤホンをしっかりセットすることはとても大切です。
ちょっとズレていたり、奥まで入っていなかったりすると、接続部分がうまくつながらず、電気が流れません。
イヤホンを入れたとき、ケースのランプが光るかどうかを見てください。
ランプが点灯または点滅していれば、充電がスタートしているサインです。
光らないときは、位置を直したり、何回か入れ直してみましょう。
意外とこれだけで直ることも多いので、まずはここを確認してみてくださいね。
汚れが原因で、充電できないこともあります
イヤホンやケースは毎日つかうものなので、思っているよりも汚れがたまりやすいです。
耳の中のよごれや皮脂(ひし)がイヤホンにうつり、それがケースの中に入ると、充電する場所がうまくつながらなくなります。
特に、イヤホンの下の部分や、ケースの中の金属のところは、ホコリや小さなゴミがつきやすいです。
この「よごれ」があると、ちゃんと電気が通らず、充電がされなくなってしまうのです。
ですから、たまにはイヤホンとケースをきれいにすることがとても大事なんですよ。
イヤホンとケースのお手入れのやり方を知ろう
イヤホンやケースの汚れを取るときは、無理にこすったり、力を入れたりしないようにしましょう。
次のようなお手入れ方法を使えば、安全できれいにできますよ。
おそうじ道具 | 使い方のポイント |
---|---|
エアダスター | 空気でホコリをとばせる。すきまのおそうじに便利です。 |
やわらかい布 | やさしくふくと、傷がつかずにきれいになります。 |
綿棒 | 小さなすきまもていねいにそうじできます。 |
もしイヤホンが防水じゃない場合は、水ぶきやアルコールを使うと壊れてしまうことがあるので、気をつけてください。
やわらかい布や乾いた綿棒を使うのがおすすめです。
長く使っていると、電池が弱くなることもあります
ワイヤレスイヤホンには、電池(バッテリー)が入っています。
この電池は、長いあいだ使っていると、少しずつ弱っていきます。
ふつうは、だいたい2年〜3年くらいで、電池のもちが悪くなってくると言われています。
もし、買ってからかなり時間がたっているイヤホンなら、「電池の寿命かもしれないな」と思ってみるとよいでしょう。
一部の製品では、バッテリーを交換できる場合もあります。
説明書を見たり、メーカーに問い合わせてみたりして、対応できるか確認してみてください。
どうしても直らないなら、メーカーに相談するのが安心です
いろいろ試しても、やっぱり片耳だけ充電できない…そんなときは、無理をせずに、メーカーのサポートをたよってみましょう。
イヤホンの中の部品がこわれていたり、見えないところでトラブルが起きているかもしれません。
もし保証期間が残っていれば、無料で交換や修理ができる場合もあります。
分解したり、こわしてしまう前に、まずはサポートセンターに連絡するのがいちばん安全です。
片方だけバッテリーが早く減るときは、よく使っているほうかも
「片方の電池だけすぐになくなる…」と感じたことはありませんか?
それは、もしかすると、右か左のどちらかをよく使っているからかもしれません。
ワイヤレスイヤホンの中には、片方で操作をしたり、マイクがついていたりするモデルがあります。
そのせいで、いつも同じほうばかり使ってしまい、電池の減り方に差が出ることがあるのです。
気になる場合は、右と左を交互に使ったり、たまには逆の耳につけてみるのもいいですね。
電源が入らないときに試してほしいこと
もし、イヤホンの片方がまったく反応しなくなったら、いくつかのことを試してみてください。
トラブルの内容 | 試してみること |
---|---|
電池がゼロになっている | ケースに入れて、しっかり充電しましょう。LEDが光るか確認。 |
汚れがひどい | 綿棒などでやさしくそうじしましょう。 |
リセットが必要 | 説明書を見て、リセット操作をしてみましょう。 |
ソフトの問題 | 専用アプリやサイトでファームウェアの更新をしてみましょう。 |
これでも直らなければ、修理か交換が必要かもしれません。
片方だけ音が小さいときは、スマホの設定をチェック!
ちゃんと充電できていても、「右だけ音が小さい」とか「左からしか聞こえない」ことがあります。
これは、スマートフォンの「音のバランス設定」がずれている可能性があります。
設定画面からバランスを見てみましょう。
この設定をまんなかにすれば、左右の音が同じくらいになりますよ。
それでも変わらないときは、Bluetoothの接続をいったん切って、もう一度ペアリングをしてみましょう。
片耳だけで使いたいときは「モノラル設定」に切りかえよう
ときには片耳だけでイヤホンを使いたいこともありますよね。
そのときは、「モノラル再生」を使うと、片耳でもすべての音が聞こえるようになります。
ステレオだと左右で音が分かれてしまいますが、モノラルなら片方だけでもちゃんと楽しめますよ。
最後に:イヤホンのトラブルは落ち着いてチェック!
ワイヤレスイヤホンの片耳が充電できないときは、あせらずに順番にチェックしていきましょう。
たいていの場合は、よごれを取ったり、しっかりケースに入れ直したりするだけで、問題が解決します。
それでも直らないときは、電池の劣化や本体の不具合かもしれません。
そんなときは、サポートを利用するのがいちばんです。
また、音が片方からしか聞こえない場合は、スマホの設定を見なおすだけで、すぐに直ることもあります。
毎日使うイヤホンだからこそ、ていねいに使って、長く楽しんでくださいね。